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「変種変量短生産」スバルが新コンセプトで立ち上げた《矢島新工場》の斬新で柔軟な作り方

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「トレイルシーカー」と「bZ4Xツーリング」などが混流生産される(写真:SUBARU)

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スバルの矢島工場は、「100年に一度といわれる自動車大変革の時代における生き残りをかけて」を前提に設計・運営されている新工場。

同工場へは、東北自動車道・館林インターチェンジで降りて向かう。高速道路のあとは、国道354号を30分以上走る。今回はバスで向かった。

道沿いに郊外型の物販や飲食の大型店舗が並ぶのは、東京近郊でもおなじみの景色。一方、工場が近くなってくると、見慣れない店名が増えてくる。

インドをはじめ、フィリピンやタイの国旗を掲げている店も、どんどん視界に入ってきた。アジア各地を故郷とする人たちが、少なからず生活しているのだろう。大きな工場のある町特有の風景ともいえる。

やがて大きな敷地を持つ矢島工場の正門前に、私が乗ったバスは到着した。

「これからのモノづくり」のための工場

スバルが「主力完成車工場」のひとつとする矢島工場では、生産ラインの大規模な改修工事を実施。2026年2月から稼働を始めた。

生まれ変わった矢島工場の注目点は、スバルのこれからのモノづくりの方針に合致しているところだ。

特徴をひとことでいうと「柔軟性の徹底的な追求」(スバル)となる。

完成検査が行われている矢島工場製造車(写真:SUBARU)

同社では、25年11月に、「"存在感と魅力ある企業"であり続けるための道筋」をうたう「SUBARU 2025方針」を策定している。

このとき提示されたテーマが「柔軟性」だ。

「いろいろな政策の状況や市場の需要動向が大きく変化する中、我々の事業規模では、柔軟性の追求を抜きにこの変化の時代に生き残っていけないという危機感が強くありました」

そう語るのは、スバルの渡邊郁夫常務執行役員。CMzO(最高モノづくり責任者)兼技術本部副本部長の肩書も持つ。渡邊常務は私たちを前にして「SUBARU 2025方針」の背景に触れた。

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