大泉新工場を含めた6つの生産拠点を使い、ニーズに応じて柔軟に対応していくのが、今回発表されたコンセプトなのだ。
「変種変量短生産」と、渡邊常務はこのコンセプトを定義する。
古くても新しい工場の成長に注目
私がおもしろいと感じたのは、工場社屋だ。だいぶ年季が入っているが、1台2トンを超えるBEVを流すため、各部に補強を入れてある。
多少古い工場でも、今回のスバルの設計を導入すれば、最新の組み立てに対応できる、ということか。
となると、ライン設計自体がビジネスになるかもしれない。「どこでも撮影してくれてかまわない」という、あまり例のない工場見学が許されたのも、ひょっとしたら宣伝か、と思ってしまった。
ただし、「いまのところ、考えていません」と渡邊常務は言う。
「大泉の新工場で考えているのは、データやAIを使って“見える化”し、購入してくれたお客さまが、自分のクルマがラインで組み立てられていく過程を見られるようにすることで、付加価値を高めていけたらいいな、ということです」
AIと雇用の関係についてなど、聞いてみたいことはほかにもいろいろあったものの、残念ながら時間切れ。この先も注目したい、スバルの新工場なのだ。

