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「空気が悪い街に住むと認知症になりやすい」は正しかった 国際的な研究が次々と明らかにする"脳を守る環境の作り方"

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公園にいる高齢者
新鮮な空気、水、ほどよい気候……こうした環境が脳に与える影響とは?(写真:Luce/PIXTA)

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日本では認知症はますます身近な問題になっています。

2022年時点で、認知症とその予備群であるMCI(軽度認知障害)を合わせると、高齢者の約3.6人に1人にあたります。2040年にはさらに増え、約3.3人に1人が認知症またはMCIになると見込まれています。

認知症の原因というと、多くの人は年齢や遺伝のほか、高血圧や糖尿病といった生活習慣病を思い浮かべます。確かに適切な運動、食事、睡眠、血圧管理、禁煙、難聴への対応といった取り組みは、予防の重要な柱として強調されています。

しかし近年、医学界ではもう1つのポイントに注目が集まっています。それは「環境」です。

どんな空気を吸い、どんな水を飲み、どれくらい緑に触れ、どれほどの暑さにさらされるか。こうした日常の環境が、長い年月をかけて脳の老化に影響する可能性が研究でわかってきました。

権威ある医学誌の「認知症予防」

2024年、イギリスを中心とする国際研究班が世界トップクラスの医学専門誌『ランセット』に認知症予防の最新版報告書を発表しました。

認知症の約45%は、14の修正可能な危険因子に対処することで予防、あるいは発症を遅らせられる可能性があるというものです。修正可能とは、例えば禁煙したり、高血圧などの治療をしたりして、リスクを減らす対処が可能であるということです。残りのリスクは遺伝のような変えることができないもののため、修正が難しいという意味になります。

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