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「空気が悪い街に住むと認知症になりやすい」は正しかった 国際的な研究が次々と明らかにする"脳を守る環境の作り方"

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公園にいる高齢者
新鮮な空気、水、ほどよい気候……こうした環境が脳に与える影響とは?(写真:Luce/PIXTA)
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実は、緑地が脳を守る仕組みは1つではありません。

緑のある場所では歩く機会が増え、人と会う機会も生まれます。木陰は暑さと大気汚染を和らげ、自然に触れることでストレスが下がり、睡眠や気分に良い影響を与えることも期待できます。こうした複数の要因が重なって、緑地は脳の健康を支えると考えられているのです。

重要なのは、ただ緑地があればいいということではありません。足腰が衰え気味の高齢者でも、気兼ねなく利用できることが肝心です。段差が少なく、日陰があり、ベンチがあり、トイレがある……そうした条件がそろった緑地こそが、脳を守ってくれるのです。

水と認知症の意外な関連

大気や緑だけでなく、水そのものも認知症との関連が示されています。注目したいのは、高齢者が十分に水分を摂れる環境にあるかという点が大事なポイントになるところです。

介護施設の入所者を調べた研究では 、約17%が慢性脱水に該当したとするものもあります。慢性脱水は認知症と強く関連し、認知症がある人では慢性脱水の割合が高いことも報告されています。

体の水分が不足すると、血液の量が減り、脳に届く酸素や栄養が少なくなります。また、ナトリウムなどの電解質のバランスが崩れると、頭がぼんやりする、反応が遅くなる、急に混乱する、といった症状が出ることがあります。これは「せん妄」と呼ばれ、高齢者では入院や寝たきりのきっかけにもなります。

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