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首都の通勤線「廃止」フィリピン国鉄の残念な現状

2011年から導入された元常磐線各駅停車の203系は、アメリカGE製の機関車に牽引され客車として使用。インドネシア・INKA製の冷房に交換した後の姿(筆者撮影)
トゥトゥバン駅に停車中の203系。マニラ首都圏PNRの主力になっていた(筆者撮影)
トゥトゥバン駅に停車中の203系(筆者撮影)
マニラ首都圏とは思えないほどのどかな光景を行く通勤列車(筆者撮影)
203系の車内。冷房は効いているが薄汚れている(筆者撮影)
203系の車内。後年シートがビニール張りに替えられたほか、窓がポリカーボネートに交換され車内が少し明るくなった(筆者撮影)
203系に交じって使われていたキハ52形気動車。乗車定員以上の混雑が災いして台車部品が損傷し、離脱した(筆者撮影)
韓国の支援で6編成が導入された現代(ヒュンダイ)ロテム製の通勤型気動車。メンテナンス不良や事故廃車もあり、末期は1~2編成程度しか稼働していなかった(筆者撮影)
2018~2020年にインドネシアのINKAから導入した通勤型気動車(筆者撮影)
INKA製気動車の車内。まだ落成後間もないことから、清潔感があり、冷房もよく利いていた(筆者撮影)
INKA製の気動車も一部はすでに車両故障で離脱が発生している(筆者撮影)
事業用車として残る、日本のODAで導入された日本製気動車の貴重な生き残り(筆者撮影)
旧トゥトゥバン駅を廃止して作られたショッピングモール、トゥトゥバンセンター(筆者撮影)
トゥトゥバンセンターの一角に旧トゥトゥバン駅の遺構の一部が残されている(筆者撮影)
トゥトゥバン駅の駅舎。PNR本社も入居しており、見た目は立派だ(筆者撮影)
トゥトゥバンセンターからトゥトゥバン駅を望む。このスペースが将来的にNSCR(南北通勤鉄道)トゥトゥバン駅になる予定(筆者撮影)
トゥトゥバン駅のホームは4両分程度しかない(筆者撮影)
203系全盛期だった頃のトゥトゥバン駅の様子(筆者撮影)
トゥトゥバン駅の券売窓口の様子(筆者撮影)
マニラ首都圏区間の各駅は韓国の支援によって2008~2009年頃にホームが高床化された(筆者撮影)
かつては日中でも多くの利用があった。奥に見えるのはLRT1号線の駅舎(筆者撮影)
韓国からの支援により、朝夕に30分毎での運行が実施されていた頃の時刻表(筆者撮影)
2024年3月、マニラ首都圏廃止直前の時刻表。廃止に備え半年ほど前から段階的に本数が減らされ、最後はほとんど運行されていない状態だった(筆者撮影)
悪化を続ける混雑と相反する車両不足で、各駅で乗車制限をかけている時期もあった(筆者撮影)
通勤客でごった返す、マニラ首都圏南側の折り返し駅アラバン駅の様子(筆者撮影)
アラバンから南もはるか南方まで線路は伸びており、日に数本ながら列車が運行されていた(筆者撮影)
南方線の線路。国鉄の幹線とは思えないほどの線路風景(筆者撮影)
生活空間となってしまっているPNRの線路(筆者撮影)
カローカン工場の様子。作業場は荒れていて、ほとんど使われている形跡もなかった(筆者撮影)
カローカン工場の様子。作業場は荒れていて、ほとんど使われている形跡もなかった(筆者撮影)
カローカン工場の様子。廃車同然の機関車が留置されている(筆者撮影)
PNR南方線(右)と北方線(直進)の分岐部分。北方線はほぼカローカン工場への入出庫線と化していて、営業にはほとんど使われていなかった(筆者撮影)
2017年時点で使われていなかったカローカン以北の線路(筆者撮影)
トゥトゥバン駅改札前で実施されていたNSCRの進捗を伝える展示(筆者撮影)
トゥトゥバン駅改札前で実施されていたNSCRの進捗を伝える展示(筆者撮影)
NSCRにはJR東日本の新系列電車に準じた総合車両製作所(J-TREC)製車両が導入される。このほか、空港特急用にはスペインのCAF製車両も加わる(筆者撮影)
NSCRにはJR東日本の新系列電車に準じた総合車両製作所(J-TREC)製車両が導入される。このほか、空港特急用にはスペインのCAF製車両も加わる(筆者撮影)
NSCRにはJR東日本の新系列電車に準じた総合車両製作所(J-TREC)製車両が導入される。このほか、空港特急用にはスペインのCAF製車両も加わる(筆者撮影)
NSCRのうち、すでに廃止されているPNR在来線の用地を流用して北側区間が先行して工事が進められている(筆者撮影)
NSCRのうち、すでに廃止されているPNR在来線の用地を流用して北側区間が先行して工事が進められている(筆者撮影)
NSCRのうち、すでに廃止されているPNR在来線の用地を流用して北側区間が先行して工事が進められている(筆者撮影)
トゥトゥバンセンターの駐車場に設置されていたNSCRトゥトゥバン駅建設告知の看板。なお、同駅の工事は2024年9月末時点でまだ入札準備すらされていない状態(筆者撮影)
線路際の立ち退きが行われているが、これは高速道路建設のための用地確保。NSCRを通すにはPNR在来線を一度剝がさないとならない(筆者撮影)
これが本当の「攻めの廃線」かもしれない。フィリピン国鉄(PNR)の在来線、マニラ首都圏および近郊区間…