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教科書にも載った「スポーツの美しい瞬間」の裏で…東京五輪出場の15歳スケートボード選手が過ごした"空白の4年間"と今

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スケートボード 岡本碧優
スケートボーダーの岡本碧優さんが語った空白の4年間(写真:筆者撮影)
  • 山田 智子 フリーライター・カメラマン

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地図アプリを頼りに指定された場所に着くと、灰色の波板壁の古びた倉庫があった。「ここであってるのかな?」。看板は特にない。だが、入り口の扉に貼られたドクロマークのステッカーが、ここで間違いないと教えてくれる。

「こんにちは」。しばらくすると、Tシャツにハーフパンツ姿の、身長150cmほどの小柄な女性が柔らかな笑顔で近づいてきた。

「5年ぶりくらいですね。なんだか、印象が変わりましたね」

「ご無沙汰しています。よく言われます」

そう返すと、彼女はさらに表情を緩めて、ドクロの扉の先へと案内してくれた。

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教科書に掲載された「美しい瞬間」

彼女の名は岡本碧優(みすぐ)、20歳。2021年に開催された東京2020オリンピック、スケートボード・パーク競技で4位入賞を果たしたスケーターだ。

世界ランク1位、金メダル有力候補として臨んだ大会だった。予選は順当に1位で通過した。だが、同日午後に行われた決勝は、1本目、2本目とミスをして完走できなかった。岡本は最後の滑りを前に4位につけていた。

最終滑走者。彼女の滑り次第でメダルの色が確定する。岡本は持ち前のスピード感あふれる滑りと、高さのあるトリックを繰り出し、逆転の金メダルに挑んだ。しかし最後の大技で転倒。表彰台を逃した。

彼女を一躍時の人にしたのは、そのあとだ。

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