頭を抱えて悔し涙を流す岡本のもとにライバル選手たちが駆け寄り、彼女を担ぎ上げたのだった。10代の選手たちが、国の違いを超えて健闘を讃え合う。SNSで感動が広がり、のちに「スポーツの美しい瞬間」として複数の教科書に掲載されるほどの話題になった。
あの日以来、消息不明に
当時の岡本は中学3年生の15歳。次のパリオリンピック、さらにその先も十分に狙える年齢だ。この悔しさを糧にリベンジしてほしいと期待して、筆者は彼女のその後を追った。しかしあの日以降、岡本の消息をつかむことはできなかった。
再びその名を耳にしたのは、2025年。7月のコンテストに出場したと風の便りに聞いた。続く10月の日本スケートボード選手権で2位に入り、2026年に愛知県で開催される「第20回アジア競技大会」の出場権を獲得。本格的に表舞台に戻ってきた。
空白の4年間。彼女はどこで何をしていたのだろうか。


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