ある日、たまたま訪れたあるパークで「エアー」と呼ばれる、大きく宙に飛び出す技をやっている人を見かけた。
「私も飛びたい」
エアーに魅せられた岡本は、週1回スクールに通い、持ち前の集中力で次々と技を習得していった。
大会に出るようになると、スケートボードへの情熱は急速に高まっていった。
「負けず嫌いだったので、とにかく勝ちたい! 勝ちたい! という感じで。当時は大会が男女で分かれていなかったんですけど、男子に負けるのも悔しかった。それに目立ちたがり屋でもあったので、『世界の大会に出たいし、勝ちたい』、当時はそれだけでした」
その頃から「世界で戦えるスケーターになりたい」と考えていた岡本は、究極の負けず嫌い気質と人並み外れた集中力で練習に練習を重ね、めきめきと上達していく。
次々と入賞、五輪有力候補へ
はじめてわずか3年、11歳で出場した2018年の第2回日本スケートボード選手権大会の、パークで3位入賞を果たす。ちなみに優勝したのは、東京2020金メダリストの四十住さくら(15歳)、2位は小川希花(17歳)と1つ上の世代。「初級者としてはいいところに入れた」と手応えを感じた。
同年、日本代表強化指定選手に選出され、世界選手権で5位に入賞。
翌2019年には、東京オリンピック予選対象大会の1つである「デューツアー」で、空中で1回転半する大技「バックサイド540」を女子として国際大会で初めて成功させ、一躍東京オリンピックの金メダル有力候補へと躍り出た。


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