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教科書にも載った「スポーツの美しい瞬間」の裏で…東京五輪出場の15歳スケートボード選手が過ごした"空白の4年間"と今

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スケートボード 岡本碧優
スケートボーダーの岡本碧優さんが語った空白の4年間(写真:筆者撮影)
  • 山田 智子 フリーライター・カメラマン
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大会に挑むことで、また以前のストイックに自分を追い込む岡本に戻ってしまうのではと、ふと心配になった。復帰したことは、本当によかったのだろうか。

「はい、よかったです!」と、この日最も大きな声で岡本は即答した。

「好きで始めたのに、一時期嫌いになってしまった。もし再開していなかったら、ずっと嫌いなままで終わっていたと思うんです。復帰したからこそ、今はまたスケボーが好きだと思えているので」

その言葉を聞いて、心からの「おかえりなさい」を彼女に伝えることができた。もしかしたら、筆者を含むメディアが彼女を追い込む一因になったのではと、心のどこかで引っ掛かりを感じていたからだ。

「チャンスがあればまたオリンピックに出たいと、一応取材では答えているんですけど、正直その場その場で気分は変わっています。楽しくやりたいというのが一番なので」

「楽しんでいる姿を見せたい」

今の目標は、開催中のアジア競技大会で思いっきりスケートボードを楽しんでいる姿を見せること。

取材を終えると、彼女は仲間の輪へと駆け戻り、再びランプへと飛び出していった。古びた倉庫からは、大きな笑い声が漏れ聞こえてきた。

岡本は現在、スケートボードスクールの指導もしている。教えることで「自分がどのように技を行っているのか見直すことができた」と話す(写真:筆者撮影)
「ちょうど碧優がスケボーを始めた頃の年齢の子どもたちですね」とスクールを見学していた父・直樹さんは目を細める(写真:筆者撮影)

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