INDEX
21時以降、ハイボール飲み放題0円で注目を集める「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」(以下、ラムちゃん)。前編では0円ハイボールを体験した様子をレビューしたが、そもそもなぜ、ここまで思い切った施策を始めたのか。しかも全店で実施しているというが、赤字にはならないのか。
業態長である、河島義矩さん(一家ダイニングプロジェクト)に話を伺うと、その背景には「0円」を集客の入り口にしてリピーターを増やす巧みな仕掛けがあった。
卓上レモンサワー酒場から着想した新業態
ミッションに「あらゆる人の幸せに関わる日本一の“おもてなし”集団」を掲げる一家ホールディングスグループ。傘下の各社が、飲食をはじめブライダル、レジャーなどの幅広い事業を展開している。飲食事業においては「屋台屋 博多劇場」を中心に、大衆向けの業態開発を得意としている。
そんな同社が、新たな業態として2019年に立ち上げたのがラムちゃんだ。2017年に東証マザーズ市場(現グロース市場)へ上場したことをきっかけに、社内で「何か新しいことをやろう」という雰囲気になったという(※現在はスタンダード市場)。
新業態を模索するなかで目をつけたのが、卓上でレモンサワー注ぎ放題のホルモン酒場だった。河島さんは、当時をこう振り返る。
「実際に足を運んでみて、卓上サーバーからお酒を注げる仕組み自体が面白いなと。自分で注いでみたり、仲間同士で注ぎ合ったりすることで会話のきっかけが生まれ、食事の時間がより楽しくなると感じたんです」


※ログイン後、コメント入力が可能です。