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「21時以降に行くとハイボールが"ゼロ円"に」 大胆施策で酔客が殺到する「ジンギスカン大衆酒場」の儲けのカラクリ

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「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」横浜店
「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」横浜店(写真:筆者撮影)
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ハイボール「21時以降0円」がもたらした効果とは?(写真:一家ホールディングス提供)

21時以降ハイボール0円施策によって、客足は大きく変わった。実施前と比べて、21時以降の来店者数は約1.3倍に。ハイボール代が無料になる分客単価は下がったものの、客数の増加がその減少分を補い、売り上げも実施前を上回ったという。また、21時以降に来店した客のほとんどがアプリに入会しているとのことで、新規会員の獲得にもつながっている。

施策の効果は21時以降にとどまらず、メインの時間帯の売り上げも増加。河島さんによると、0円をきっかけに店を知った客が、後日別の時間帯に訪れるケースもよく見られるという。

「0円施策は単なる安売りではありません。より多くのお客様にラムちゃんのファンになっていただくための販促費だと捉えています。これを機にメインの時間帯にご来店いただけたらありがたいですし、また0円の時間帯での利用も歓迎です。普段使いのお店の一つとして認識してもらえたらと思います」

「ジンギスカンの味」と「0円」の二本柱でエリア拡大へ

今後は、2030年までに50店舗まで拡大することを目指す。

首都圏での出店も続いており、2026年6月には横浜店をオープンした。繁華街からやや離れた立地ながら、客入り、売り上げともに想定を上回っているそうだ。

「首都圏ではすでに認知が広がっていて、ラムちゃん目当てで来てくださるお客様も多いからこそ、こういった立地でも勝負できるんです」

閉店間際の横浜店。夜は周囲が暗くなる立地だが、店の明かりが目立つことでかえって客の目を引くという(写真:筆者撮影)

8月には北関東エリア初となる茨城・水戸店を開店。さらには関東圏以外の主要都市への進出も考えており、フランチャイズでの出店を検討している。

フランチャイズ展開にあたっては、ラム肉の仕込みやアプリへの入会推進などを直営店と同じ水準で行えるかが課題となる。河島さんは「出店数をやみくもに増やすのではなく、一店舗ずつその地域に根付き、おもてなしの質を保ちながらエリアを広げていきたい」と意気込む。

そして、0円サービスは今後も全店舗で継続していく方針だ。

「ラムちゃんといえば、ジンギスカンがおいしい店。さらに21時以降に行けば、ハイボールも0円で楽しめる。このイメージ自体がブランディングになっているので、より多くの人に伝えるためにも続けていきます」

新規客を呼び込み、リピーターにも還元する「21時以降ハイボール0円」は、これからもラムちゃんの看板施策であり続ける。

【前編】ハイボール0円施策が「酒飲みホイホイすぎる」と話題…ジンギスカンで国内トップ「ラムちゃん」訪れて感じた"本当の強さ" では、そんな「ラムちゃん」をライターの近藤ゆうこさんが訪問。豊富な写真とともに、その魅力を解説している。
 

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