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「21時以降に行くとハイボールが"ゼロ円"に」 大胆施策で酔客が殺到する「ジンギスカン大衆酒場」の儲けのカラクリ

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「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」横浜店
「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」横浜店(写真:筆者撮影)
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卓上ハイボールタワーのメリットは、客側だけにとどまらない。ドリンクを提供するにあたって発生する「注文を取る・作る・運ぶ・グラスを下げる」といった作業を省けるため、店側のオペレーション効率化にもつながっている。

効率化によるインパクトが最も大きく表れるのが、人件費だ。河島さんは「ドリンクの注文から提供までをスタッフが行う店舗と比べて、人件費率は5〜6%ほど抑えられている」と明かす。 

ただし、この数値は卓上ハイボールタワーだけの効果ではなく、客がセルフで肉を焼くジンギスカン業態の特性など、複数の要素が重なった結果だという。それでも、ハイボールタワーがエンタメ性と省人化を両立する画期的なスタイルであることは間違いない。

「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」店舗外観(写真:一家ホールディングス提供)

「21時以降ハイボール0円」ジンギスカンの注文を必須条件にした理由

2019年7月に1号店をオープンしたラムちゃんは、その後ジワジワと店舗数を拡大。2026年9月現在で18店舗と、ジンギスカンチェーンとしては国内トップの店舗数を誇る。

焼肉に比べればニッチなジンギスカンを主役にしながら徐々に認知を広げ、着実に出店を重ねてきたラムちゃん。はたから見れば順調に思えるが、そんなラムちゃんにも一つ課題があった。

「21時以降の客入りです。焼肉と同じようにジンギスカンも食事での利用が中心となるので、遅い時間帯になると客足が伸び悩みました」

ラムちゃんでは、全時間帯で60分660円(税込)のハイボール飲み放題を提供しており、当初はその仕組み自体が集客のフックになっていた。しかし、オープンから数年が経つと「60分〇〇円」といった飲み放題の仕組みが他店でも多く見られるように。次第に珍しさが薄れ、以前ほど客を呼び込む要素にはならなくなっていた。

そこで2024年3月、大胆にも打ち出したのが「21時以降ハイボール飲み放題0円」だ。21時以降の来店に限り、最初の60分が無料で飲み放題になる。

21時以降に各店に設置される飲み放題0円の看板(写真:筆者撮影)
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