つまり、「進化論」は値下げ競争ではない。
「今日は月曜日だから『進化論』に行こう」
そんな楽しみをお客様に提供すること自体が、このブランドの価値なのである。利益を追求する施策ではなく、顧客満足を高め、「Nii」に足を運ぶきっかけを増やすマーケティング施策。その発想が実に興味深い。
曜日限定で別ブランドを展開するスタイル
今回、刈屋店主が興味深い判断をしたのは価格だけではない。月曜日は店名そのものを「進化論」に変えたのである。
もし毎日690円で営業すれば、「Nii」というブランドそのものが低価格店として認識される可能性がある。しかし、営業日と屋号を分けることで、「Nii」がこれまで築いてきたブランドイメージを守りながら、新しい実験にも挑戦できる。
高価格帯の価値を維持しながら、曜日限定で別ブランドを展開する。これはラーメン店ではまだ珍しい発想だ。

