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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

「週1くらいは、お財布事情を気にせず食事をしてほしい」 大塚の超人気ラーメン店が「690円ラーメン」を提供する熱い心意気

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「進化論」の690円の「らぁ麺」
人気ラーメン店の新ブランドで提供される690円ラーメンを実食!(写真:筆者撮影)
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
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「進化論」の690円の「らぁ麺」(写真:筆者撮影)

スープは豚と鶏の旨味を土台に、その都度厳選した3種類以上の煮干しを使用し、素材それぞれの旨味を丁寧に引き出した一杯に仕上げている。決して安価なラーメンにありがちな物足りなさはない。

具材も妥協がない。豚と鶏、それぞれのチャーシューが1枚ずつ乗り、食べ応えも十分。そして麺は京都の麺屋棣鄂(ていがく)製の極太手もみ麺を採用。もちもちとした食感でスープによく絡み、満足感は価格以上だ。

率直に言って、「690円だから」という前置きなしに評価しても完成度は高い。高級食材を使わなくても、技術と構成力によってここまでの一杯を生み出せる。刈屋店主の実力を改めて感じさせるラーメンだった。

どうやって利益を出しているのか?

「Nii」店主の刈屋さん。新ブランド「進化論」をスタートさせた理由は…(写真:筆者撮影)

では、どうやって利益を出しているのか。その質問に対する刈屋店主の答えは意外なものだった。

「月曜日は土日明けなので、週に一回くらいは、お客様にお財布事情を気にせず、美味しい食事をしていただきたいと思ったんです」

さらにこう続ける。

「週1回なので、率直に言えば利益よりも顧客満足度を重視しています」

二毛作ブランド「進化論」の看板。月曜だけ、というスタイルも面白い(写真:筆者撮影)

通常営業と比べれば、価格はほぼ半額。それでも実施する理由は、利益率ではない。刈屋店主は、毎週特定の曜日に割引を実施する店や、閉店間際になると値引きされるデパ地下の惣菜売り場を例に挙げ、「そういう楽しみが自分自身好きなんです」と笑う。

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