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圏央道「高速道路なのに道の駅」がある理由とは? SA/PAを補完する道の駅の新しいあり方

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圏央道では比較的充実している菖蒲PA(内回り・外回り集約)(筆者撮影)
圏央道では比較的充実している菖蒲PA(内回り・外回り集約)(筆者撮影)
  • 佐滝 剛弘 みらい観光文化リサーチベース代表 元・城西国際大学教授

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圏央道は、神奈川県と千葉県に未開通の区間があるが、全通すれば長さおよそ300km、東名で言えば「東京IC」から「岡崎IC」あたりまでの距離にあたる、かなり長大な高速道路である。

ところが圏央道には、SAが1つも設置されていない。

PAは厚木、狭山、菖蒲、今年、外回り側が開業して内外が揃った坂東、江戸崎、高滝湖に設置されており、厚木や菖蒲など食事処が入っている施設もある。

しかし、総じて小規模であり、東名の「海老名SA」や中央道の「談合坂SA」、東北道「蓮田SA」、名神「大津SA」のような大規模な休憩施設はひとつも設けられていないし、今のところ新たにSAが設けられる予定もないという。

「道の駅」がSAの代役に

その代わり、代役を果たすのが圏央道のICの出入口近くに設けられた道の駅である。そのうち、2025年3月に開業した、「桶川北本IC」近くの「べに花の郷おけがわ」(埼玉県桶川市)と、「常総IC」近くで23年4月に開業した「道の駅常総」(茨城県常総市)を訪れてみた。

どちらもETC2.0搭載車に限り、隣接のICを退出して道の駅に立ち寄り、同一方向に再進入しても通行料金を通算する社会実験が行われている。つまり、料金上は本線上にあるSA/PAと同じ扱いとなるのだ。

言い換えれば、この道の駅はSAのライバルではなく、SAとして利用してもらいたい期待が持たれているのである。まず、開業して1年少々の、道の駅べに花の郷おけがわを訪れた。

「道の駅べに花の郷おけがわ」の外観(筆者撮影)

紅花というと、山形県の最上地方が産地で、最上川の水運と北前船で関西地方に運ばれた歴史がよく知られているが、桶川市周辺も江戸時代には紅花の栽培が盛んに行われ、中山道の宿場町だった桶川宿が紅花を商う商人で賑わったという。

そのため、この道の駅の建物も宿場風の造りになっている。

【写真を見る】圏央道「高速道路なのに道の駅」がある理由とは? SA/PAを補完する道の駅の新しいあり方(6枚)
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