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危機に瀕する都内有数の商店街
東武東上線大山駅(東京都板橋区大山町4-1)には、かつて560mに及ぶアーケードに覆われた「ハッピーロード大山商店街」があった。“かつて”と書いたのにはわけがある。商店街は現在でもあるし、アーケードもあるのだが、現在はタワマン再開発の影響で70mほど寸断されている。
どうしてこんなことになったのか。大元をたどれば、戦後間もない頃に策定された都市計画に行き着く。「都市計画道路補助26号線計画」と呼ばれるものだ。長く形になることはなかったが、近年、この計画がにわかに息を吹き返したことが、街の運命を大きく変える契機となる。
対象となったエリアは木造住宅がひしめき合い、災害への備えが急務とされていた場所だ。道路の整備と併せて地域一帯を刷新し、都市の防災力を引き上げる――。そんな大義名分のもと、プロジェクトは動き出した。
計画始動を受け、ハッピーロード大山商店街の地元でも、何度も話し合いが持たれた。様々な意見が出されたが、最終的に決定されたのが、タワーマンションを主軸とする開発だった。
