実は「何種類やってもOK」なサーティワンの1さじ試食。「消費者との信頼を築き、ファンを生み出す」様々な施策の深いワケ

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サーティワン
創業時から全店で「テイストスプーン」(アイスを選ぶ前に、1さじ、おすすめのフレーバーを味見させてくれるサービス)を実施しているサーティワン。消費者との信頼を築く同社を取材した(筆者撮影)
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ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載。新投入されたアイスケーキを深掘りした第4回<前編>に続き、サーティワンのあまり知られていないサービスから理念に迫ります。

2025年2月10日、アイスクリームファンに衝撃が走った。森永乳業が「ビエネッタ」の3月末での販売終了を発表したのだ。

1983年から発売されていたビエネッタは、さざ波のようなバニラアイスと、薄いチョコレートが層をなす「アイスケーキ」だ。パリパリのチョコとまろやかなバニラのハーモニーが絶品で、筆者の実家では、ちょっとしたお祝いごとや来客時の「特別なスイーツ」として食べていた。結婚してからも、息子が「がんばった日」のご褒美に選んできた。

それが、もう味わえなくなるとは……。と思っていたところに、サーティワンの新しいアイスケーキカテゴリー「31 パティスリー」との出会いがあった。「ビエネッタ」ロスを癒やす存在……と言うとなんだか違う気もするが、負けず劣らずのおいしさ、満足度であることは確かだ。

アイスケーキ
2024年12月に登場した「31 パティスリー」のアイスケーキ。手前が「31 ザ・チーズケーキ」、奥が「31 カフェモカケーキ」(写真提供:サーティワン)

実は●●し放題!? 意外なトリビア

ところで、サーティワンでは、創業から全店共通で試食「テイストスプーン」を実施していることをご存じだろうか。アイスを選ぶ前に、1さじ、おすすめのフレーバーを味見させてくれるのだ。

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笹間 聖子 フリーライター・編集者

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ささま・せいこ / Seiko Sasama

フリーライター、時々編集者。おもなジャンルは企業ストーリー、ビジネス、幼児教育、発酵。編集プロダクション2社を経て2019年に独立。ホテル業界誌で17年執筆を続けており、企業と経営者の取材経験多数。「プレジデント・オンライン」「ダイヤモンド・チェーンストア・オンライン」「月刊ホテレス」「FQ Kids」などで執筆。企業noteのライター、ブックライターとしても活動。大阪在住。

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