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過疎化が進む人口4万人の街に「年間24万人」が殺到…"お節介"なゴミ処理業者が20年間投資して築いた「奇跡の飲食店」の実態

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洞窟に吊り橋がある真庭あぐりガーデン本店。緑でいっぱいだ(写真:十字屋グループ)

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「目の前で困っている人を見て見ぬふりできなくて、“お節介”を続けてきただけです。地域住民や市役所が主役なので、私はあまり表に出たくないんですよね」

十字屋グループの4代目・代表の牧一穂(ひとほ)さんは、取材の冒頭でこう答えた。

代表の牧さん(写真:筆者撮影)

十字屋グループが運営するレストラン「真庭あぐりガーデン」

人口約4万人の岡山県真庭市。片側1車線の国道沿いに、地元の人が利用する店や地元企業がポツリポツリと建つ。周囲を山と田んぼに囲まれた、過疎が進む町だ。

その一角の施設内で、パリッとスーツを着こなしたコンシェルジュが颯爽と店内を案内する。平日なのに、老若男女で満杯のカフェ&レストラン。子ども向けの食器や椅子もそろい、子連れの女性グループも多い。かと思えば、同じ敷地内に軽トラが次々と乗り入れ、近所の農家のおじいさんが朝採れの野菜を下ろす姿も見える。

過疎の進む町で平日も満席になる真庭店の店内(写真:十字屋グループ)

ここは、2015年にオープンした「真庭あぐりガーデン」だ。過疎の町に年間約24万人を集め、2024年に岡山市に出した2号店は、わずか半年で16万人が来店した。現在は、2店舗合わせて年間約50万人という人気ぶりで、売り上げはいまも右肩上がりだという。

運営するのは、大正5年(1916年)に創業し、今年で110年を迎える十字屋グループ。岡山県真庭市に拠点を置く。実は、同グループの本業は飲食店経営ではない。廃棄物や汚水処理、ゴミ収集を担う環境衛生業だ。

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