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花王のプレステージブランド「est(エスト)」が9月4日に、ファインファイバー技術を採用した新クリーム「エスト ジェノリュクス クリーム」(50g・1万4300円、レフィル1万3750円)を発売した。
クリームを塗ることで肌上に膜を形成し、うるおいを守るという新商品。その技術を支えているのが、花王が長年にわたって研究してきた「ファインファイバー技術」だ。
同技術は2019年、専用ディフューザーを使って極細繊維を肌に吹き付ける「バイオミメシス ヴェール」として商品化された。だが使用には5万円を超える専用機器が必要で、なかなか手を出しづらかった。
それが今回はファインファイバー技術を応用し、塗るだけで微細な繊維の膜を形成するクリームへと姿を変えた。
なぜ、形を変えたのか。その背景をたどると、研究開発した技術を生活者が使える商品へ落とし込み、さらに事業として育てていく花王の商品開発の姿が見えてきた。
「第二の皮膚」を目指して10年 花王が着目したのは「繊維」
今回のクリームを理解するうえで欠かせないのが、花王が約10年にわたって研究してきたファインファイバー技術だ。
そのルーツは、掃除用品の「クイックルワイパー」やサニタリー用品の「ロリエ」など、長年培ってきた繊維に関する技術の蓄積にある。


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