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アメリカ・カリフォルニア州モントレー半島で毎年8月に開催される「モントレー・カー・ウィーク」は、かつては古き良きクラシックカーを愛でる熱狂的エンスージアストたちのプライベートな集いであった。
しかし今や、その性格は劇的に変貌している。世界各地で開催されていた従来のモーターショーが急速に衰退し、規模を縮小させる中で、このモントレーの1週間こそが、事実上の世界最大規模のラグジュアリースポーツカーのモーターショーとして君臨するようになったのである。
8月13日早朝、太平洋の絶景を背景に繰り広げられる「ペブルビーチ・ツアー・デレガンス」で幕を開ける熱狂は、14日にカーメルの洗練されたゴルフコースで催される「ザ・クエイル」(The Quail, A Motorsports Gathering)を経て、16日に第75回を迎えた伝統と権威の象徴「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でその頂点を迎える。
これらに加え、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカでは「ロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオン」として、名車たちがサーキットで咆哮を上げるのも見ものだ。
ラグジュアリーカー・ビジネスの主戦場へ
期間中、RMサザビーズ、ブロードアロー・オークションズ、グッディング・クリスティーズといった世界的オークションハウスが連日のように競りを開催し、巨額のマネーが動く。そして、各自動車ブランドが競うように豪華なVIPパビリオンを設営し、世界中から集まった超富裕層とそのファミリーをもてなす。
ここで取引され、注目を集めるのは、クラシックカーだけではなく、ワン・オフやフュー・オフといった超限定生産の最新ハイパーカーでもあるのだ。顧客層の若返りと多様化も著しく、モントレーは、富裕層を囲い込むための、世界で最も密度が高いラグジュアリーカービジネスの主戦場へと進化を遂げている。


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