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「わが社は明日、倒産することになりました」
バブル崩壊が世間を騒がせていた1992年、大阪のとあるイベント会社で、社員全員に倒産が告げられた。会社の資金繰りが順調でないことは社内の誰もが気づいていた。しかし、こんなに突然職を失うとは、想像していなかった。
動揺が広がる社内で「これからどうしよう」と頭を抱える人がいた。後に静岡県で大ブレイクを果たすタレント、久保ひとみさんだ。
久保さんが人生をゼロから始め直したのは、この時だけではない。3年後には父を看取るため仕事をすべて手放し、その2年後には、妊娠を機に出演番組を「卒業」した。3度、彼女の手元から仕事が消えている。
だが、久保さんはいまや「静岡の女帝」「静岡の上沼恵美子」の異名をとる存在になった。
「久保ひとみ」とは一体何者なのか。3度のゼロから、どのように現在の地位を築き上げたのか。
年間CM18社、定員120名のツアーが即日完売
「静岡で知らない人はいない」と言われるほど、県内における久保さんの存在感は圧倒的だ。
夕方情報バラエティー『まるごと』(静岡第一テレビ)に30年以上出演。ラジオ番組『らじコン』(静岡エフエム)ではレギュラーパーソナリティを務める。年間CM契約数は18社。さらに、観光大使としての一面も持つ。浜松市やらまいか大使、うなぎいも大使、はままつオレンジリボン運動応援大使のほか、静岡県警の特殊詐欺被害防止広報官にも任命されている。まさに「静岡の顔」である。


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