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「静岡の上沼恵美子」と呼ばれて…年間CM18社、定員120名のファンツアー即完売の"女王"が経験した「3度の仕事ゼロ」の危機

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久保ひとみさん
県外に進学・就職した人はこの笑顔を見て「静岡に帰ってきた」と安心するという(写真:筆者撮影)
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久保さんの存在感を象徴するのが、毎年開催されるファンツアーだ。定員は120名。2泊3日で、行き先は北海道や沖縄など遠方に設定されることも多い。それでも募集開始と同時に席が埋まり、何度も即日完売を記録している。

ツアー中、久保さんは気さくな会話や握手などに応じ、ファンサービスに勤しむ。参加者からは、「久保ちゃんから元気をもらいたくて、直接会いに来たのよ」などの声が聞かれるそうだ。

全国区ではないタレントの久保さんが、なぜここまで支持されるのか。

「また面白いことやって」が嬉しかった少女時代

久保さんは1969年、静岡県浜松市に生まれた。小さい頃からおしゃべりが大好きで、授業中にしゃべり過ぎて「うるさい」と注意されるのが日常だったという。友人や部活の先輩からは、よく「面白いことやって」とリクエストされ、アイドルや学校の先生のモノマネをして笑わせていた。

初めてテレビに出演したのは、高校生の頃。KKコンビ(桑田真澄・清原和博)が甲子園を騒がせていた時代で「私も甲子園に行ってみたい」と憧れ、地元の野球強豪校に進学。野球部の甲子園出場が決まると、「せっかくならNHKのカメラに映りたい」の一心で応援パフォーマンスを考え、アルプススタンドからエールを送った。狙い通りカメラに捉えられた映像は、今もビデオテープに残してある。

甲子園の応援パフォーマンスで、はじめてテレビに映った(写真:吉野秀宏/PIXTA)

「テレビに映った時、同級生や親戚からものすごい電話がかかってきて、近所の人にも『見たよ、ひとみちゃん!』『映っていたね!』とか言われて。こんなにリアクションが来るんだ、テレビに映るってすごいことなんだと知りましたね」

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