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「静岡の上沼恵美子」と呼ばれて…年間CM18社、定員120名のファンツアー即完売の"女王"が経験した「3度の仕事ゼロ」の危機

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久保ひとみさん
県外に進学・就職した人はこの笑顔を見て「静岡に帰ってきた」と安心するという(写真:筆者撮影)
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初めてのテレビ出演を「ほんのり目覚めた経験だったかもしれない」と話す。しかし、当時はそれを仕事にしようとは思わなかった。楽しいことが好き。人を笑顔にすることが好き。だから「人と関わる仕事に就こう」と、この時は決めていた。

幼稚園教諭を1年で退職、転職した会社が突然倒産した

高校を卒業後、幼稚園教諭を目指して短大に進み、地元の幼稚園に就職した。初年度から年中クラスの担任を任され、可愛い子どもたちに囲まれる生活を「天職だと思うぐらい楽しかった」と振り返る。ところが就職して1年後の春、久保さんは幼稚園の先生を辞めて大阪に向かっていた。

「当時はまだ若くて、環境を変えたいと思うことが色々あって。地元じゃない場所、都会に行ってみたいって思ったんですよね。たまたま大阪に知り合いがいて『うちの会社、人が足りないから来てみればいいじゃん』と誘われて。それで、大阪に行くことに決めたんです」

この知人に誘われ転職した会社こそが、冒頭で触れたイベント会社である。初めて地元を離れ、約2年半勤めたが、唐突に倒産を告げられた。社長から「退職金代わりに」とビデオデッキを渡され、自宅に持ち帰った記憶が今も鮮明に残る。

「会社のお金が日に日に無くなっているのは知っていたんですけど、まさか本当に倒産しちゃうと思ってなくて。ちょっと衝撃でしたね。幼稚園の先生を辞めて入った会社なのに、私、どうしたらいいの? って。あの時は本当に血迷いました」

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