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秋田・富山・鹿児島…続々浮上"巨大データセンター構想"に潜む危うさ 「規模ありき」の懸念も。背景にある国と地方の思惑

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富山県南砺市で浮上している、3.1ギガワット規模のデータセンター整備構想。国内最大級を掲げるが、まだ施設自体の整備・運営事業者は決まっていない(画像:富山県南砺市)

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東京や大阪などの都市圏でデータセンターの用地や電力の確保が難しくなる中、「日本最大級」や「数兆円規模の投資」を想定するデータセンター拠点の開発構想が地方で相次いでいる。人口減少に悩む地方自治体にとって巨額投資を呼び込む好機への期待は大きいが、資金の出し手や運営事業者などが固まっていない案件も目立つ。「巨大構想」ばかりが先行する中、はたして計画は実現し、それだけのIT需要が地方に生まれるのか。

秋田の巨大構想にUAEが関心

「秋田に日本最大級AIデータセンター 建設費2兆円、UAEが投資へ」――。

8月6日、日本経済新聞電子版が、秋田市内で大規模なAIデータセンター整備計画が進んでいると報じた。記事によると、UAE(アラブ首長国連邦)の政府系ファンドなどが投資する方向で協議しており、整備費2兆円規模、総受電容量最大500メガワット(MW)の施設を想定し、2030年代早期の稼働を目指すという。

同19日には、UAEのシハブ・アルファヒーム駐日大使が秋田県を訪問し、鈴木健太・秋田県知事らと面談した。ただ、UAE側から具体的な投資方針などは明言されなかった。県産業集積課の担当者は「現時点では決まっているものはないが、整備の実現に向けて努力していきたい」と説明する。

同課によると、計画を主導するのは、外資系AI新興企業のビットグリットと、秋田に拠点を置くIT企業のエスツーという2社だ。秋田市が25年10月、両社とAIデータセンター立地に向けた連携協定を締結。その後、UAEに拠点を持つビットグリットが仲介し、UAE側が秋田に関心を示すようになったという。立地先としては、県と市が整備を進める再生可能エネルギー工業団地が候補に挙がっている。

富山県南砺市でも25年12月、「国内最大級」を掲げる3.1ギガワット(GW)規模のデータセンターの誘致構想が明らかになった。構想の中核を担うのはギガストリーム富山という企業だ。代表を務めるダニエル・コックス氏は、データセンターのコンサルなどに携わってきたという。

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