これで食べていけるという確信は持てなかったが、「自分にこの仕事は合っている」と実感していた。
もっともっと仕事がしたい。この仕事を続けていきたい。そう思っていた矢先、予期せぬできごとが起きた。
父が「余命半年」、仕事を全部捨て選んだ帰郷
ラジオのパーソナリティを始めて2年目の冬、静岡の母親から電話がかかってきた。
「お父さんが肝臓がんになった。半年ぐらいしかもたないけど、どうする?」
当時、父親は57歳。若すぎる余命宣告だった。久保さんはすぐに帰郷を決めた。
「幼稚園の先生を辞めてまで大阪に来たのに、報告できるほど仕事をしていなくて、父には相当心配をかけていたんですよね。大阪でもう少し頑張りたい気持ちもあったんですけど、残り半年、一緒にいないと後悔すると思って。仕事を全部辞めて、静岡に帰りました」


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