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疲れやすい、体重が増えた、寒がりになった、顔や手足がむくむ、声がかすれる……。30~50代ごろの女性によくみられる不調だが、もしかしたら「甲状腺機能低下症」が原因かもしれない。2026年6月には歌手のちゃんみなさんが、“喉の不調”をきっかけに同病を公表したことも話題になった。
甲状腺機能低下症とはどんな病気か。その症状や更年期の症状との違い、受診すべきタイミングなどについて、甲状腺の病気に詳しい伊藤病院内科部長の渡邊奈津子医師に聞いた。
初期は自覚症状がほとんどない
「甲状腺ホルモンは新陳代謝を促したり心臓や脳、腸などの働きを調節したりするホルモンのこと。首の前側にある甲状腺という小さな臓器で作られています。このホルモンが何らかの理由で不足するのが、甲状腺機能低下症です」
渡邊医師はこう説明する。
甲状腺ホルモンはよく、“元気のホルモン”と表現される。したがって、このホルモンが不足すると元気がなくなったような状態になる。具体的な症状としては、疲労感や無気力、体重増加、寒がり、むくみ、便秘、肌の乾燥、眠気、物忘れ……などだ。
人によってその症状の内容や強弱にも差が大きく、「“この症状があれば必ず甲状腺機能低下症”という、特異的な症状はありません」と渡邊医師。
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