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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

「七宝麻辣湯は実は0辛が一番美味い」との噂が…手掛ける「神の舌を持つ男」石神秀幸に真相を聞いたら"味への執念"に驚いた

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七宝麻辣湯
0辛にも熱烈なファンがいる「七宝麻辣湯」。スープづくりに欠かせないスパイスへのこだわりとは?(写真:筆者撮影)
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
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このコメントが象徴しているように、0辛は「辛いものが苦手な人向け」のクオリティを大きく超えている。

一つの完成されたメニューとして、多くの支持を集め始めているのだ。

「神の舌を持つ男」の研究への執念

チーパオの外観(写真:筆者撮影)

石神さんの話を聞いていて、最も驚いたのは研究への執念だった。世界中の料理を食べ歩き、数え切れないほどのスパイスを研究する。しかも、研究はどのスパイスを入れるかだけでは終わらない。粉砕方法を変える。粒子の大きさを変える。油に溶かす。加熱する。調味料との組み合わせを試す。その一つひとつで味は大きく変化するという。

「スパイスを何種類使うかなんて入り口なんです。その先の加工方法がもっと重要なんですよ」

料理人というより研究者。そんな印象すら受けた。

新しいレシピができると、まず赤坂店でテストを行う。そこで改良を重ね、直営店へ展開。さらに安定してからフランチャイズ各店へ広げていく。

様々なトッピング。初めての人でも、店員が丁寧にやり方を教えてくれる(写真:筆者撮影)

つまり今食べている七宝麻辣湯も、完成形ではない。石神さんの頭の中には、すでに次の改良案がいくつもある。毎日のように研究を続けながら、確実に前よりも美味しい一杯を目指している。取材の最後、石神さんが話した一言が印象的だった。

「今できたものがゴールではありません」

普通なら「完成しました」と言いたくなるレベルのスープでも、本人にとってはまだ通過点。だから七宝麻辣湯は、チェーン店でありながら常に味が進化し続ける。

石神さんの探求はまだまだ続くようだ(写真:筆者撮影)
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麻辣湯と聞くとどうしても辛さに目が向くが、その土台にあるスープこそがこのブランドの真価なのだろう。

私自身、池袋東口店で0辛に感動し、さらに赤坂店で新しい「黒湯」を味わったことで、その考えは確信に変わった。

もし七宝麻辣湯でまだ0辛を頼んだことがないなら、一度ぜひ試してみてほしい。辛さに隠れていた七宝麻辣湯の本当の実力が、きっと見えてくるはずだ。
 

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