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池袋駅で始まった顔パス改札、東武と日立が崩しにかかる「普及の壁」と全国展開への秘策

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サクララ
東武池袋駅の北改札に設置された顔認証専用レーン(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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改札の手前で歩みを緩め、かばんの中のパスケースを探る。毎朝繰り返される小さな所作が、池袋駅の一角では不要になった。東武鉄道と日立製作所を中心とする6社は7月15日、東武東上線の池袋駅と上板橋駅でウォークスルー型の顔認証改札の稼働を始めた。都内の鉄道駅では初の導入で、事前に登録を済ませたPASMO定期券の利用者が、立ち止まらずに改札を通り抜けられる。

顔認証で改札を通る体験自体は、もう珍しくない。Osaka Metroはほぼ全駅に顔認証改札を展開し、京成電鉄はスカイライナーの乗車に使っている。それでも通勤客が日常的に顔で改札を通る光景は、全国でほとんど生まれていない。池袋での取り組みが目を引くのは、最初から他の鉄道会社への展開を前提に仕組みを組み立てている点にある。

ベビーカーを押したままウォークスルーで通過できる(写真:筆者撮影)

使えるのはPASMO定期券の利用者

ウォークスルー改札を利用できるのは18歳以上で、顔認証改札がある駅を乗降できるPASMO定期券を持っていることが条件だ。今回の新区間なら、東武東上線の池袋~上板橋駅が含まれた定期券を持っている人が登録できる。事前に生体認証サービス「SAKULaLa(サクララ)」へ顔情報、本人確認書類、定期券情報を登録する必要がある。登録後は駅の改札の専用レーンを歩くだけでカメラが顔を捉え、ゲートが開く。

顔情報の登録画面。ログイン、顔撮影、登録の順に進む(画像:日立製作所・東武鉄道)
【写真を見る】池袋駅で始まった顔パス改札、東武と日立が崩しにかかる「普及の壁」と全国展開への秘策(9枚)
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