「僕たち、これからもっと大きくなっていきます」
5月某日、福井県のライブハウス。集まった200人のファンを前に、7人組ボーイズグループ「aoen(アオエン)」は誓いを立てた。
2025年6月にデビューしたaoenは、今年4月の沖縄公演を皮切りに47都道府県すべてを回るツアーの真っ最中だ。所属はHYBE MUSIC GROUP傘下レーベルのJCONIC。世界的エンタメ企業の新人が、文字どおりの“どさ回り”を続けており、一部の地域では、ライブ前にメンバー自らがビラ配りをすることもあったという。
福井公演では、3月リリースの『秒で落ちた』の曲名を福井弁でどう言うか、観客とやり取りする場面があった。そして歌い出しからのキリングパート(最大の見せ場)で、颯太が「秒で落ってるざ」と福井弁で魅せると、客席から悲鳴が上がった。この日の来場者は、福井在住者とライブ初参加者がそれぞれ半数程度を占めた。
世界ツアーのBTS、“どさ回り”のaoen
ライブ後はメンバーが出口でファンを見送り、ファンは名残惜しそうに会場を後にした。普段はSNSやYouTubeなどで見てきたaoenの歌やダンスを間近で体験し、“沼落ち”するファンが着実に増えていく。アーティストとファンが成長ストーリーを一緒にたどるという丁寧な仕掛けが見て取れる。
片や、HYBEの先輩アーティストであるBTSは、世界34都市で88公演のワールドツアーの真っただ中だ。韓国の各証券会社は総動員数を400万~500万人規模と試算し、各地でチケット争奪戦が繰り広げられている。
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