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ラーメン激戦区と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは駅前だろう。人が集まり、飲食店が集まり、その中で競争が生まれる。しかし東京には少し不思議な激戦区がある。西早稲田だ。
高田馬場駅からも早稲田駅からも徒歩10分前後。場所によっては15分近く歩く。決してアクセスが良いとは言えない。それにもかかわらず、このエリアには長年にわたり有名ラーメン店が集まり続けてきた。
なぜ西早稲田は激戦区になったのか。その歴史を振り返ると、そこには早稲田大学の学生文化と、それを受け止めた店主たちの挑戦が見えてくる。
西早稲田駅開業前から存在していた独特のラーメン文化
現在の西早稲田駅が開業したのは2008年。東京メトロ副都心線の開通によって誕生した比較的新しい駅だ。
だが、このエリアのラーメン文化はそれ以前から存在していた。古くから「えぞ菊」が2店舗あり、「元祖一条流がんこ」「一風堂」「天下一品」「ティーヌン」などの人気店も並んでいた。

