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西武新宿駅まで10分なのに家賃5万円台 「タワマンもなければ大型スーパーもない」…中野区の"ある街"の実態

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地下化工事真っ最中の沼袋駅
地下化工事真っ最中の沼袋駅(写真:筆者撮影)

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この連載では、一般的な「住みたい街ランキング」には登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。定番の「住みたい街」にはない「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。

西武新宿線の沼袋駅は、西武新宿から各駅停車で約10分圏内にありながら、なんだか目立たない。駅前には大規模商業施設があるわけではなく、西武線の地下化工事と道路拡幅計画の影響で、街は長い変化の途中にある。今回は、鉄道の地下化で今後注目度が上がりそうな、沼袋界隈を歩いた。

西武新宿線が33年末、地下に潜る

学生時代、西武新宿線沿線の小平という街に住んでいた。だからこの路線には馴染みがある。しかし、沼袋駅(東京都中野区沼袋1-35-1)で降りたことはなかった。現在、この駅は地下化工事の真っ最中だ。

東京都が事業主体となり、中野区と西武鉄道が連携して、中井駅付近から野方駅付近までの約2.4キロメートルの鉄道を地下化する。これにより、7カ所の踏切がなくなり、交通渋滞の解消が見込まれている。事業期間は、現時点で2033年度末とされている。つまり、完成はまだ先だ。

地下化計画の図(画像:西武鉄道の資料より)
【写真を見る】西武新宿駅まで10分なのに家賃5万円台 「タワマンもなければ大型スーパーもない」…中野区の"ある街"の実態(14枚)

私にとって西武線といえば西武新宿から本川越までの西武新宿線と、池袋から飯能までの西武池袋線だ。他にもいろいろあるのだけど、私にとっての西武線はこの2路線である。

前に述べたように学生時代の住まいは西武新宿線の小平で、通った大学は西武池袋線の江古田にあった。これらの2路線は地上を走っているので、西武線は地上を走るものだと思い込んでいる。西武有楽町線のような地下路線は私の頭の中では西武線とは違う引き出しにしまわれている。

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