いま高速バスは、燃料高騰などを背景に飛行機の運賃上昇が続く中、低価格での長距離移動に欠かせない存在になっている。
大学生など若年層では、「ヤコバで推し活に行ってきた」など、ヤコバ(=夜行の高速バス)という言葉もさらっと使われるようになった。
こうした需要を受け止める拠点、バスタ新宿を久しぶりに覗いてみた。訪れたのは5月中旬の週末、午前9時半ごろ。
バスの発着場がある4階の広い待合室の座席は、乗車を待つ客ですべて埋まり、壁際で立って待っている人も少なくない。見たところ3割程度が外国人観光客である。
9時45分発の「富士山五合目行き」のバスに乗り込む客を確認すると、富士山人気を反映してか、8割程度が外国人であった。
約10分おきの出発でも2時間半以上が満車
後述するが、河口湖・富士山方面へのバスの需要はきわめて高い。インフォメーションセンターの窓口には、「河口湖方面のバスが満席の場合は、JR中央線と私鉄の乗り継ぎをご利用ください」という貼り紙がしてあり、その下に「次に空席のあるバスは12時15分」と表示してあるほどだ。
この掲示を見たのが9時半過ぎだったので、10分おきくらいに発車する河口湖方面のバスは、以後2時間半以上がすべて満車ということになる。
なお、この窓口の脇には、バスタ新宿のスタンプが置かれているが、見ていると押印に訪れるのは外国人ばかり。しかも、多くが立派な御朱印帳を持っていて、それに押していた。
日本では親子向けのスタンプラリーが人気だったり、昨年の大阪・関西万博でもスタンプラリーを楽しんだ人が多かったりと、日本人の“スタンプ集め”人気は健在だが、インバウンドの間でも楽しんでいる人が多そうに見受けられた。
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【これまでの最大発着数は1日1720便!】
