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開業10年「バスタ新宿」は今どうなっているのか? 高速バスの一大施設が果たしてきた功績

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甲州街道を走る高速バス越しにバスタ新宿を望む(筆者撮影)
甲州街道を走る高速バス越しにバスタ新宿を望む(筆者撮影)
  • 佐滝 剛弘 みらい観光文化リサーチベース代表 元・城西国際大学教授
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「新宿~河口湖」間は、特急(JR特急+富士急行線)を利用すると2~2時間半、大人1人4000円前後(片道)だが、高速バスだと1時間45分前後で2200円あまり。

時間でも鉄道に負けていないし、特急利用の鉄道に比べると費用も半額近い。河口湖は富士五湖の玄関でもあるし、富士登山の富士吉田ルートの入口にもあたる。

なお、バスタ新宿の3階には、東京観光情報センターという観光案内所があり、データ上では利用者の半分弱、45%が外国人の利用となっているが、訪問した日に着物の“制服”を着たスタッフは、「今は外国人の方が多い感じです」と話してくださった。

わかりづらかったバス停を「可視化」した功績

さて、10周年を迎えたバスタ新宿について、筆者はこの施設が果たした最大の功績は、高速バスを「可視化した」ことだと考えている。

それまでは新宿駅周辺に乗り場が分散しており、利用する人以外、そこが高速バス乗り場だということは非常に認識しづらかったものだ。

それが、利用者の多いJR新宿駅南口を出た正面に「バスタ新宿」と大きく書かれた建物が目に入るようになったし、新宿駅とバスタ新宿の間を通る甲州街道に目をやれば、バスタに出入りする高速バスが連なっているのが目に入るようにもなった。

バスの様子が見える化されたことでインバウンドにもわかりやすくなった(筆者撮影)

さらに、夏休みや年末年始などの休暇時に、テレビ局が帰省客やレジャー客にインタビューをする場所としてもたびたび登場する。メディアの側から見れば、そこへ行けば確実に移動で混み合っている様子や、「これから家族でふるさとの秋田へ帰ります」といったおあつらえ向きのインタビューが取れるからであろう。

なお、バスタ新宿開業のあと、東京駅にバスタ東京八重洲が開業し、今年になって八重洲第二期のターミナルも増設されたが、乗り場が地下でなおかつ東京駅と直結とは言えない微妙な距離にあり、こちらは利用者以外の目には留まりにくい。

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【高速道路あっての高速バス】

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