2025年度の通期決算で純利益の赤字額を縮小し、26年度には黒字化する見通しを発表した日産自動車(以下、日産)。ようやく明るい情報が出てきたことは朗報だが、依然として各市場できびしい競争に晒されていることに変わりはない。
北米市場の販売台数は0.9%減と関税の影響を受けながらも、ほぼ前年並みを維持したとのことだが、販売シェアを保つことに貢献した1台がインフィニティの「QX80」だ。1月に発表されたプレスリリースによれば、QX80は25年の年間販売台数が1万3590台を記録し、同モデルの年間小売販売記録を更新。18カ月連続で成長を続け、同セグメントで最も成長著しい内燃機関車となった。
25年に追加された新グレード「QX80 SPORT」
QX80の成長に弾みをつける存在となったのが、25年8月に発表された新グレードの「QX80 SPORT」。QX80のデザインコンセプトである“Artistry in Motion”を継承しながら、専用デザインのグリルとフロントバンパーを採用し、より大胆なスタイリングを実現した。
外装トリム、ドアミラーカバー、ロワバンパーフィニッシャー、ルーフレール、エンブレムにダーククロームを採用し、ブラック基調で落ち着きのある佇まいを演出。インテリアも専用のブルー内装で仕立てられている。
車両本体価格は10万1950ドルで、本稿執筆時のレートで約1610万円。販売店へのデリバリー開始が25年夏の終わりからとのことなので、販売実績への貢献度はこれからが本番といったところだろうが、ラインナップが4グレードへと厚みを増したことは、消費者と対面する販売現場には朗報に違いない。
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【最上級グレード「AUTOGRAPH」と新グレード「SPORT」の違い】
