以前にも最上級グレードである「AUTOGRAPH」を試乗した経験がある筆者だが、あらためて対面したQX80 SPORTは、やはり大きくて迫力満点。道幅の広いアメリカでも、ちょっとたじろいでしまうほどだ。
「SPORT」という名称から、ひょっとしてサスペンションも専用チューニングが施されているのかと思ったが、そこはとくに変更なし。「PURE」を除くグレードに採用されている電子制御エアサスペンションが標準装備され、減衰力をアクティブ制御するダイナミック・デジタル・サスペンションも備わっている。
グレード名どおりのスポーティな走り
そのため乗り味自体は以前に試乗した「AUTOGRAPH」と同じ感覚なのだが、相変わらずその巨体からイメージするようなユサユサと盛大に動くフィーリングは皆無。むしろちょっと硬めと思えるほど、スポーティな乗り心地が印象的だ。
フレームの剛性は従来よりねじり剛性で25%、横方向で57%向上しており、体幹がしっかりと鍛え上げられている。そのためボディ・オン・フレーム(ラダーフレーム)特有の、シャシーからボディへと連動する動きが少しズレて伝わってくる感覚も抑えられ、路面からのインフォメーションをダイレクトに掴みやすいところが心強い。「SPORT」でなくとも、最初から十分にスポーティというのがQX80に共通する個人的な感想だ。
強いて「AUTOGRAPH」との違いを挙げると、条件付きハンズオフアシストも実現する「ProPILOT Assist 2.1」が「SPORT」には装備されないところが惜しい。ただひたすらまっすぐ走り、たまに現れる先行車を車線変更して追い越すことが多いアメリカでは、「ProPILOT Assist 2.1」は最高の使い勝手を披露してくれるのだが、そこは最上級グレードにのみ許された特権ということなのだろう。
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【QX80 SPORTの豪華かつ広々としたインテリア】
