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サンマルクの社長が激白「あの大量閉店」<400店→290店>の知られざる真相 「目先の数字を追い求めた」ことも…

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サンマルクカフェ荻窪南口店
一般的なタイプのサンマルクカフェ荻窪南口店(写真:筆者撮影)
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では、大量閉店につながった本質的な要因はどこにあるのかーー。サンマルクカフェ代表取締役社長の小山典孝氏は「店舗数を優先し、過度な出店が経営を圧迫していた」と振り返る。

当然ながら、ベーカリーカフェをコンセプトにするサンマルクにとって、店内にはパンを焼く厨房が必須となる。「手作り感」をウリに差別化を図ってきたぶん、一等地にそれなりの坪数を確保するのはハードルが高かった。

そこで目をつけたのが「ショッピングモール内への出店」だった。ちょうどサンマルクが出店攻勢を加速し始めた2000年は、大店法(大規模小売店舗法)が廃止された時期と重なる。

大店法とは?

大店法とは1974年に、地元に根ざした小規模小売店を保護する目的で、スーパーなど大型店の出店を制限する法律だった。これが1990年代に入ると、対日貿易不均衡の是正を求めるアメリカの圧力もかかり、日本政府は段階的な規制緩和を進め、2000年には大店法が正式に廃止となる。後継として大店立地法(大規模小売店舗立地法)が制定されるが、事実上、商業施設の出店規制は大幅に緩む形となった。

結果、全国各地で、大型ショッピングセンターの開発ラッシュが始まった。郊外を中心に数十~数百のテナントを抱えるモールが次々と誕生し、空きスペースを埋めるべく、デベロッパー各社がナショナルチェーンへのリーシング(誘致)に動いた。

サンマルクカフェ 荻窪タウンセブン店(写真:筆者撮影)
店内の棚に陳列された「チョコクロ」などの商品(写真:筆者撮影)

これがサンマルクにとって、願ってもない好機となった。区画単位で広めの面積を確保しやすく、初期投資も路面店より抑えられる。開業したてであれば人流も期待できるうえ、複数区画をまとめて契約する「バルク出店」の打診も珍しくなかった。

つまりサンマルクホールディングス全体としても、サンマルクカフェのみならず、「鎌倉パスタ」や「倉式珈琲店」など別ブランドを同時に出店し、全社レベルで規模拡大できるチャンスにもなる。こうしてサンマルクカフェは、モール内の出店に比重が傾いていった。

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