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元気な今のうちに…「生涯我が家で過ごしたい」親を持つ50代娘、"実家じまい"で「モノより先」に片付けたこと

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とはいえ、父はこの土地で生まれ育ち、地元への愛着もある。生涯をここで過ごすことを望んでいるのもわかっている。実家を処分するという提案は「父を見送ってから考えよう」といったん結論を出し、実家の情報の整理に続いてモノの整理へと着手した。

築60年の母屋、2回の帰省で片付けた方法

藤野さんの実家は先に述べた通り、築60年の母屋と築40年の増築部分があり、母屋は誰も生活していなかったが、使わないものがそのまま残されていた。

「曾祖母や祖父母の生活用品は母が整理していたので残っていませんでしたが、来客用の食器などはそのまま残っていました。両親も使っていないものなら捨てる判断もしやすいだろうと思い、まずは母屋から片付けに着手しました」

しかし、古い家にはとかく収納が多い。見た目にモノがあふれているということがなくても、廊下の押し入れの中には長年使っていない来客用の食器セットやお膳がしまわれており、台所の吊戸棚も数十年前のままだった。

数十年前のままだった台所の吊戸棚(写真:藤野ことさん提供)

「私が子どものころに使っていた水筒なんかもしまわれていて、さすがにいらないよねって。来客も昔ほど頻繁ではないので、食器セットなども処分しました」

母屋のキッチンと収納部分の整理はほとんどが不要品だったこともあり、藤野さんが帰省した2回で終えることができたが、各部屋に置いてあるモノは次回の帰省時に手をつける予定だといい、片付けは現在進行形で進んでいる。

近距離でこまめに実家に行けるなら、コツコツと片付けを進めることもできるが、遠方でなかなか帰省ができない場合は、あらかじめ日程を決めて一気に片付けるしかない。

両親の体力が心配な場合は特に子どもが手を動かす必要があるが、帰省の日までに両親にも「この部屋の不要品を仕分けしておいてほしい」と声をかけておき、協力してもらえば、当日は処分に集中できる。実家の片付けは両親との共同作業だ。

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【実家の整理は「一緒に進める」が鉄則】

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