iPhone「ケーブル地獄」から脱出する方法 小さなLightningケーブルの意外な便利さ

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筆者もこれまで、5センチ程度の短いケーブルをたくさん買い込んでおき、使う可能性のあるすべてのカバンに入れておく……などの対策をとってきた。いざという時、ケーブルがないと困る。しかし、その”困る時”は必ずしも想定どおりには訪れないからだ。

ところが、それでも油断するとケーブルがどこかに行ってしまっている。必要な時ほどないものなのである。お前の管理が悪いのだと言われれば、まったく反論できないのだが、「ケーブル地獄」から抜け出したいと考えている人は多いのではないだろうか。

折り畳み式のLightningケーブル

NuAnsの「BANDWIRE」。色は黒を含む4色展開(上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

そんな人におすすめしたいのが、NuAnsの「BANDWIRE」である。名前のとおり”帯状”のワイヤで、コシのある軟質素材でリボン形状の本体を作り、リボンの両端に端子を付けたLightning(iPhone/iPadで使われる端子)対応のケーブルだ。

表面のテクスチャにもこだわったこのケーブルは、USB-A端子側、Lightning側ともに中央部のコネクタ収納キャップに収めることで、キーホルダーや簡易的なカラビナとして機能する作りだ。

キーホルダーに括り付けておけば、いつでも手元に持っておくことが可能だ

筆者の場合、自宅のカギと一緒にしておくことで、外出時に忘れないようにしているが、ジーンズのベルトとおしやカバンのキーリング部などに引っ掛けておいてもいいだろう。長さの面でも広げれば160ミリのサイズが確保されており、ほとんどの場面に適応できる。なお、カラーは筆者が実際に購入したブラックだけでなく、オリーブ、サフラン(黄色)、ホワイトを含む4色から選ぶことが可能だ。

ケーブルなんて、機能的にはきわめてシンプルなものだ。しかし、そんなテーマでも、デザインと創意工夫で新しい商品に昇華することができる。たとえばNuAnsは、BANDWIRE以外にも、「TAGPLATE」というモバイルバッテリーを販売している。こちらもケーブル地獄から解放し、スマートにiPhoneとモバイルバッテリーを使いこなせる秀逸な製品だ。

今後は主流となるだろうUSB Type-Cコネクタ対応品を含め、面白い商品が次々に登場することを期待したい。

本田 雅一 ITジャーナリスト

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ほんだ まさかず / Masakazu Honda

IT、モバイル、オーディオ&ビジュアル、コンテンツビジネス、ネットワークサービス、インターネットカルチャー。テクノロジーとインターネットで結ばれたデジタルライフスタイル、および関連する技術や企業、市場動向について、知識欲の湧く分野全般をカバーするコラムニスト。Impress Watchがサービスインした電子雑誌『MAGon』を通じ、「本田雅一のモバイル通信リターンズ」を創刊。著書に『iCloudとクラウドメディアの夜明け』(ソフトバンク)、『これからスマートフォンが起こすこと。』(東洋経済新報社)。

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