ノーベル賞を受賞しても、キャンパスは普段どおり静かだった――。そんな不思議な大学がある。東京理科大学だ。
2026年10月7日、同大学の硤合憲三(そあい・けんそう)名誉教授がノーベル化学賞に決まった(フランスのアンリ・カガン氏との共同受賞)。東京理科大にゆかりのある研究者としては、15年の生理学・医学賞の大村智氏に続く2人目の受賞となる。
昨年の北川進氏に続いて、日本では10人目の化学賞受賞だ。受験で「早慶上理」と並び称される大学のうち、早慶上にゆかりある研究者の受賞はいまだゼロ。東京理科大学だけが、ノーベル賞を手にしている。
いったい同大とは、どんな大学なのか。筆者の独自調査も交えながら、“愛すべき理系人間たちが集う”大学の素顔と、受賞が大学受験に与える影響を読み解く。


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