こうした環境を支えたのが、大学の“人材を見抜く嗅覚”だ。
塾関係者によれば、東京理科大には、のちのノーベル賞候補を若いうちから熱心に迎え入れる校風があるという。実際、今もノーベル賞候補と目される研究者が複数、存在する。受賞を支えた要素として、学生と教員の距離の近さも見逃せない。塾関係者によれば、日本屈指の研究室の結束力は強いとされている。
象徴的な存在が、北海道の長万部キャンパスだ。
かつては基礎工学部、今は経営学部国際デザイン経営学科の1年生が、全寮制で共同生活を送る。場所は、噴火湾に面した眺めのよい小さな町だ。函館や札幌のような都市からは距離があり、気軽に街へ繰り出すこともできない。
“島流し”と揶揄する関係者もいるが、複数の学生や関係者によれば、住んでみると満足度はすこぶる高いという。共同生活を通じて、「親のありがたみがわかった」と話す学生もいる。地域住民の期待も大きく、交流イベントも用意されている。
東京理科大学、志願者動向は?
最後に、ノーベル賞の受賞は東京理科大学の志願者動向にどう影響するのか。
緊急の独自調査(首都圏と関西の23塾・46人)では、その87%が「志願者がこれから数年にかけて増える」と見ている。ちなみに、近隣にキャンパスがある上智大学理工学部も同様の数値だった。


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