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多かれ少なかれ人生に「想定外」はつきもの。とはいえ、「こんなはずじゃなかった」と全く想像していなかった人生を歩む人もいる。45歳で独身・子なしの筆者も、その一人だ。
連載「想定外の人生を、生きている」では、そんな“予定していなかった人生”を歩む人たちに話を聞く。想定から外れた先で何を失い、何を得て、今をどう生きているのか。それぞれの人生を通して、「こうあるはず」とされてきた生き方についても考えてみたい。
今回お話を聞いたのは、ブランドデザインや経営コンサルティングなどを提供するUNIBRAND(ユニブランド・渋谷区)の代表取締役であり、中小企業診断士の栢原陽子さん(42歳)。私生活では2児の母だ。
幼い頃から負けず嫌いでエネルギッシュ。大学卒業後、地元・岡山から意気揚々と上京したが、激務からの「体重13kg増」「リストラ」「父の突然死」と、次々と想定外の出来事に見舞われた。「当たり前の日常がいかにもろいのか」を若くして悟った栢原さんが模索しながらつかんだのは、経営者を支える「中小企業診断士」という生き方だった。紆余曲折を経験した彼女は、どのように「想定外の人生」と向き合っているのか。
新卒入社後、泊まり込みの激務で13キロ増
1984年、岡山県倉敷市で小さな鉄工所を営む両親のもとに生まれた栢原さん。家庭が裕福だったこともあり、子どもの頃からピアノや習字などの習い事三昧、成績は学年トップの優秀な子どもだった。


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