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ライフ #浪人したら人生「劇的に」変わった

「司法試験10浪→32歳で断念」昭和では"当たり前"だった浪人経て人生を再考…58歳の男性が行きついた意外な"天職"

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10年間司法試験に挑戦。32歳で断念した近藤俊一さん
10年間司法試験に挑戦。32歳で断念した近藤俊一さん(写真:近藤さん提供)

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浪人という選択をする人が、20年前と比べて半数ほどになっている現在。「浪人してでも行きたい大学がある」と考える人が減る中で、長い時間をかけて学び続ける経験は、人をどのように変えるのでしょうか。
自身も9年間の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験を持つ濱井正吾氏が、さまざまな学び直しの経験者にインタビューし、その道を選んでよかったことや、頑張り続けられた理由を探ります。

今回は、明治大学法学部を卒業後、10年間司法試験に挑戦。32歳で断念し、現在はマンション管理士をしている近藤俊一さんにお話を伺いました。

「司法試験で10年落ち続けた理由が、マンション管理士では正解になった」と語る近藤さん。

独自の道を歩んできた近藤さんに、10年にも及ぶ浪人の日々で気づいたことをお聞きします。

IQテストでは点数が低く…小2から小5までは登校拒否

近藤さんは1968年1月1日、千葉県市川市で、父親は弁護士、母親は専業主婦という家庭に生まれました。幼稚園から小学校に上がる際のIQテストでは点数が低く、普通学級に入れるかどうかで学校と言い争うことがあったそうです。

「普通学級に進めることになってから、母親は『入った以上はこの子に学習をちゃんとさせなくちゃ』という感じになり、学研の学習教材を毎日すごいペースでやらされました。毎日泣きながら勉強して、算数は小1の時点で小6の内容まで進むことができましたが、漢字がとにかく覚えられなくて、国語が嫌いでした」

一方で小学校の授業では、すでにやったことがある範囲ばかりになったことでつまらなくなってしまい、小2から小5まで登校を拒否します。

小5で登校拒否が終わるきっかけになったのは、ある日学校に行った時に受けた理科の授業でした。回路の問題で一人だけ正解に手を挙げたところ、担任から「近藤くんは見えないところで頑張っている」と紹介されたことで、学校に通うようになります。

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