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ライフ #浪人したら人生「劇的に」変わった

「司法試験10浪→32歳で断念」昭和では"当たり前"だった浪人経て人生を再考…58歳の男性が行きついた意外な"天職"

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10年間司法試験に挑戦。32歳で断念した近藤俊一さん
10年間司法試験に挑戦。32歳で断念した近藤俊一さん(写真:近藤さん提供)
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一方で毎日の勉強は家で続けたかいもあり、学力は中学生のレベルまで到達していました。国語もそれなりに克服し始め、文章を読む力がついてくると、父親の事務所に置いてあった法律全集を読みあさり始めます。条文をそらで言えるようになり、父親が書き写す訴状の代筆までするようになりました。

将来弁護士になることは、自分で選んだというより「直系の長男だから父親を継ぐ」という空気の中で当然のこととして刷り込まれていたといいます。

「弁護士になろうと選んだことはないんです。生まれた時から、自分が弁護士になるものだと思っていました。それになんの疑問も抱いていませんでした」

高校の成績は上位をキープ

進んだ公立中学校では野球部に入った近藤さん。市川代表になるのが当たり前だった強豪で、朝4時起き夜10時帰りという生活を送ります。

その中でも定期テストで学年700人中トップ30に入り続けた近藤さん。高校受験でも中央大学杉並高等学校と千葉県立国府台高等学校に合格し、地元の国府台高等学校に入学しました。

高校でも野球部に入り、ヤンキー文化の全盛期に不良グループとも交わりながら、成績はトップ30をキープ。野球部でも県大会に出場する輝かしい成績を収めました。

一方で、高2の冬から高3の春にかけての時期は、近藤さんにとって生涯最大の悲しみがありました。ラグビーで首の骨を折った親友、白血病を患った幼なじみ、バイク事故に遭った中学からの友人と、3人の大切な人たちが立て続けに亡くなります。

「人間は明日死ぬということを、初めて実感しました。それから全力で生きようと思うようになりました。司法試験を受け続けられたのも、どこかでつながっているかもしれません」

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