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ライフ #首都圏、住むとちょっといい街

外国人が八百屋と魚屋を開く"裏横浜" 深夜にカニが徘徊する商店街で見た多文化共生のリアル 「安い野菜はどこで仕入れてる?」

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阪東橋 横浜橋通商店街
阪東橋駅前にある「横浜橋通商店街」(写真:筆者撮影)

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この連載では、一般的な「住みたい街ランキング」には登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。定番の「住みたい街」にはない「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。
今回は「裏横浜」の匂いが漂う地下鉄ブルーラインの阪東橋駅周辺を歩く。

深夜にカニが徘徊する街

横浜市営地下鉄・阪東橋駅(神奈川県横浜市中区弥生町5-48)から歩いて数分。「いきな下町よこはまばし」の看板を掲げる「横浜橋通商店街」(横浜市南区高根町1丁目)には、深夜、思わぬ「珍客」が出没することがある。

それは、カニである。

商店街では夜な夜な、カニがカサカサと散歩している。そんなウワサを聞きつけ、俄然興味がわいた。

そもそも、阪東橋界隈は、「住むとちょっといい街」の候補にあがっていた。横浜駅から直線距離で3kmほどだが、地下鉄を乗り継いだ先にあるので、余計な喧騒がない。下町の雰囲気が色濃く残る「横浜橋通商店街」を中心に、街がほどよく栄えている。家賃も抑えめで、とても暮らしやすいという。

数年前、兵庫県明石市を訪れた際に、「このへんは海の近くに行けば昔はタコが道を歩いていた」といった話を聞いたことがある。明石市は「明石だこ」の産地だ。最近は漁獲量が減ってしまい、今では陸でタコに出会うことはなくなったようだが、かつては大げさでなく、タコが民家の庭先をうろうろするようなことがあったらしい。

横浜橋通商店街のカニ散歩のことを聞いた時、明石だこを思い出した。しかし、横浜橋通商店街は、海から2km以上も離れている。カニが自分の足でたどり着けるとは思えない。ではなぜ……。その謎については後述するとして、まずは阪東橋駅付近の街の様子を見てみる。

【写真を見る】外国人が八百屋と魚屋を開く"裏横浜" 深夜にカニが徘徊する商店街で見た多文化共生のリアル 「安い野菜はどこで仕入れてる?」(12枚)
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