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1971年8月、当時のアメリカのリチャード・ニクソン大統領は突然、それまで保証していた金とドルとの交換を停止すると発表した。いわゆるニクソンショックだ。それ以降、共和党政権は一貫して「強くて安いドル」という、一見矛盾した通貨像の実現に固執してきたように見受けられる。それはドルの基軸通貨性の維持・向上を図りつつ、ドル安を図るというものだ。
そもそもニクソン大統領が金とドルの交換を停止したのは、悪化したアメリカの経済ファンダメンタルズをドルの切り下げで改善することが狙いだった。ロナルド・レーガン大統領の下で85年9月に実現したプラザ合意も、この動きの延長線上にある。いずれの場合も、円がドル安の受け皿となり、日本経済の変調にもつながった。
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