有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

「ルーミー」「ソリオ」トールワゴンが支持される理由 。「軽以上ミニバン未満」の価格とユーティリティの価値

8分で読める
唯一無二のライバル同士「ルーミー」「ソリオ」ユーザーの違いは?
唯一無二のライバル同士「ルーミー」「ソリオ」ユーザーの違いは?(写真:スズキ、トヨタ自動車)
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト

INDEX

トヨタ「ルーミー」やスズキ「ソリオ」は、全長4メートルに満たないコンパクトなボディに、背の高い室内と後席スライドドアを備える「トールワゴン」だ。

軽自動車よりは大きく、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」のようなコンパクトミニバンよりは小さい。軽自動車のような扱いやすさと、普通車ならではの室内や走行の余裕を両立しており、日常使いを中心とするユーザーにとって、きわめて合理的な選択肢となっている。

では、実際のところルーミーとソリオはどんな人たちが買っているのだろうか? コンパクトミニバンのシエンタ、フリードと比較しながら紐解いていきたい。

<分析対象車種・サンプル数>
トヨタ ルーミー:4480名 ※カスタム含む
スズキ ソリオ :1741名 ※バンディット含む
トヨタ シエンタ:5010名
ホンダ フリード:4481名
※分析対象は2020年1月以降の新車購入者

なお分析には、市場調査会社のインテージが毎月実施している、自動車に関する調査「Car-kit®」のデータを用いる。

同じスライドドア車でも異なる世帯内の人数

まず、購入者の同居世帯人数を見ると、トールワゴンとコンパクトミニバンで、世帯の大きさがはっきりと分かれた。

ソリオとルーミーは、いずれも「2人世帯」が最大のボリュームゾーンで、ソリオ:38%、ルーミー:36%を占める。「2人以下」の少人数世帯で見るとソリオ、ルーミーどちらも45%に達した。夫婦のみ、あるいは単身世帯が主役である。

対照的に、3列シートを持つシエンタとフリードは、大きい世帯に裾野が広がる。「4人世帯」はフリード:27%、シエンタ:22%と、トールワゴン(ルーミー:18%、ソリオ:17%)を約5〜10ポイント上回る。両車の中心は3〜4人以上の家族であり、子ども同伴の多人数移動を前提としたファミリーユースがうかがえる。

このように、トールワゴンは「2人(+単身)」の少人数世帯、コンパクトミニバンは「4人以上」を含む多人数世帯に多く買われている傾向がある。

【写真を見る】「ルーミー」「ソリオ」トールワゴンが支持される理由 。「軽以上ミニバン未満」の価格とユーティリティの価値(8枚)
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数