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「ルーミー」「ソリオ」トールワゴンが支持される理由 。「軽以上ミニバン未満」の価格とユーティリティの価値

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唯一無二のライバル同士「ルーミー」「ソリオ」ユーザーの違いは?
唯一無二のライバル同士「ルーミー」「ソリオ」ユーザーの違いは?(写真:スズキ、トヨタ自動車)
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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トールワゴンとコンパクトミニバンを分ける次の要素は、価格だ。購入した人々が実際のところいくら支払ったのかを確認してみよう。「値引き前車両本体+オプション価格」「値引き額」「下取り額」「最終支払い額」の各データを下記に示している。

「値引き前車両本体+オプション価格」は、ルーミーが244万円、ソリオが254万円。一方、シエンタは318万円、フリードは334万円であり、両グループにはおよそ60万~90万円の差がある。

ルーミーとソリオは、スライドドアや広い後席を持ちながら、ミニバンより明確に価格を抑えることができる。3列目シートを必要としないユーザーから見れば、使わない座席や大きなボディのために追加費用を負担する必要がない。この価格差は、現在のように新車価格の上昇が続く市場では大きい。

ルーミーとソリオの違いはどこに?

ただし、ルーミーとソリオの中にも違いがある。ルーミーにはハイブリッド車の設定がなく、すべてガソリン車である。パワートレインをシンプルにし、価格を抑えることで、「広くて安い」という価値を明確にしている。

トヨタ ルーミー(写真:トヨタ自動車)

これに対して、ソリオはマイルドハイブリッドを含むハイブリッド比率が89%に達する。ルーミーより価格はやや高いものの、燃費性能や発進時の滑らかさ、電動化されたパワートレインを求める層に応えている。

スズキ ソリオ(写真:スズキ)

選ばれた理由にも、この違いが表れている。最も重視されている購入理由は、4車種とも「スタイルや外観」がトップで共通であるが、ルーミーでは「室内の広さ」と「車両価格」も多く挙げられており、「広くて安い」という商品の特徴が、そのまま購入の決め手になっていた。

ソリオでは価格の優先順位がルーミーほど高くなく、「安全運転支援機能」などが相対的に重視されている。単純な安さではなく、「燃費」や「装備」を含めた総合的な使いやすさで選ばれているといえるようだ。

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