世界一周旅行を計画しているとき、早い段階で目的地に入れたのがモロッコだった。
『地球の歩き方』で砂漠やメディナ(旧市街)の写真を眺めていると、松田聖子の「Marrakech〜マラケッシュ〜」や中森明菜の「SAND BEIGE ー砂漠へ」が脳内に流れ出す(この歌の舞台は実際にはエジプトのようだが)。
中でも、青く塗られた建築群が印象的な北部の「シャウエン(正式名:シェフシャウエン)」に強く心を惹きつけられていた。しかし現地で私を待っていたのは、西川口や福岡に住んでいたモロッコ人たちとの宴会三昧の日々と、打算にまみれたプロポーズだった――。
世界三大うざい国「モロッコ」
2024年11月、世界遺産都市のフェズからバスでシャウエンに向かった。
グーグルマップでフェズのバスターミナルを調べると、親切な警備員Aziz氏が「フェズの良心」「彼にだけ星5つをあげたい」とレビュー欄で大絶賛されていた。日本語をはじめ多言語を駆使して旅人を助けてくれるらしく、彼が観光名所化している。
ターミナルに着くと、大柄な男性からすぐに「日本人ですか」と日本語で話しかけられた。彼だ!

