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「コオロギを食べると5Gで操られる」というデマ
食用コオロギが、国内で盛り上がりを見せたのは2020年頃からだった。
同年に、無印良品(良品計画)が「コオロギせんべい」を、敷島製パン(Pasco)がコオロギパウダーを練り込んだパンを発売。その後も国内外のフードテックベンチャーが、続々とコオロギパウダーを活用したクッキーやパスタを展開し、コオロギ食は「次世代のタンパク源」としてメディアで大々的に取り上げられた。
TPCマーケティングリサーチの調査によれば、国内における昆虫食市場は、20年の約6.7億円から、21年に約10.8億円へと成長。当時の報道を振り返ると、「環境に優しい次世代のタンパク源」などといった、好意的なワードで取り上げられていることが確認できる。物珍しさや新しさも相まって、コオロギを含む昆虫食は市民権を得たかのように見えた。
ところが一転、再三の炎上や不買運動により、一気にその勢いは萎んでいった。
こうした転換期に、あおりを喰らったのがスタートアップ「グリラス」だ。一時は国内の食用コオロギ生産量でトップを走っていたものの、24年11月に約1.5億円の負債を抱え、自己破産を余儀なくされた。

