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「1粒30円」で利益は出る?『チロルチョコ』ほぼ"1本足打法"なのに生き残れたワケ「原価高騰で、価格維持は大変だが…」

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チロルチョコ
チロルチョコ60年超の進化 30円のチョコレートだけで利益が出せる仕組みとは?(写真:筆者撮影)

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郷愁を誘う昭和のアイテム、駄菓子。かつて子どもたちが数十円のお小遣いを握りしめて買い求めたその市場で、独自の進化を遂げ、今やコンビニのレジ横の定番となったのが「チロルチョコ」だ。1粒30円という手軽さはそのままに、世代を超えた圧倒的な人気を誇っている。

秋葉原にあるチロルチョコ本社のエントランススペース。代表的なチロルが飾られている(写真:筆者撮影)
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そんな「究極の日常菓子」が、驚くべき変貌を遂げている。フランスで200年の歴史を有する老舗ダロワイヨとのコラボ商品「チロルチョコ〈ダロワイヨあまおうニャカロン〉」(54円(税込))がローソン(販売は5月26日~、なくなり次第終了)で発売され話題となった。

老舗ダロワイヨとのコラボ商品「チロルチョコ〈ダロワイヨあまおうニャカロン〉」(ローソンにて販売。商品がなくなり次第終了)(写真:チロルチョコ)

フランス伝統の高級洋菓子と日本の駄菓子の王様のコラボレーションにはかなり意外性があった。異色コラボの裏側にある「次なる一手」を解き明かすため、チロルチョコに取材した。

チロルチョコの歴史

60年以上にわたる歴史があるチロルチョコを生み出したのは、1903年に福岡県田川市で創業した松尾製菓だ。田川市は炭鉱の街で、肉体労働をする炭鉱の作業員にキャラメルなどの砂糖菓子を売る商店を開いたのが始まりだ。

現在秋葉原に本社があるチロルチョコは、松尾製菓から商品企画・販売部門を分離して2004年に設立された会社で、工場は松尾製菓が創業地の田川市で運営している。

復刻版として発売されているミルクヌガー(写真:筆者撮影)
コーヒーヌガー(写真:チロルチョコ)

お菓子のチロルチョコの誕生は62年。当時は「3つ山」と呼ばれるバータイプで、子どものお小遣いで買える10円で売り出された。中に詰められた(砂糖や水飴などから作られる)ヌガーは濃厚な甘さでボリュームがあり、チョコレートが溶けた後でも口の中でヌガーをいつまでも楽しめる。定番品のチロルチョコのコーヒーヌガー味や、復刻版として発売されているミルクヌガーでその食感をつかんでいただけるだろう。

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